

当院では、抜歯などの外科手術の前に、顕微鏡でお口の中の細菌の状態を確認し、 状態が悪ければ、抗生剤を服用して頂き、除菌してから、外科処置にはいります。
術前に、除菌し、歯石除去することにより、抜歯時、細菌の少ない状態で行うことにより、抜歯後の痛み・腫れ・感染防止を最小限に抑えることができます。

① 注射時の痛みを和らげるために、塗り薬の表面麻酔を1~2分を置きます。
② 注射麻酔をします。2種類あります。
Ⅰ 親知らず周辺の歯肉から麻酔する方法
Ⅱ 親知らずの奥の太い神経をブロツクする方法 #開業医では、「Ⅰ」の麻酔法、大学病院では「Ⅱ」の麻酔法をする傾向があります。
③ 歯が完全に出ていない場合、歯がみえるようにします。 歯肉がかぶっているのをメス等を使用し、歯冠(歯の頭)を出して、見えるようにします。 (注意点)親知らずの奥の歯肉の切開が内側に入りすぎると、舌神経を傷つけ麻痺がでることがあります。
④ 歯の周囲の骨を削ります。 歯の位置が深い程、骨を削る量が増えます。
⑤ 歯冠の引っかかっている部分を削り、分割してとります。
斜めにはえている場合、手前の歯に引っかかっているため、普通の歯と違い、 そのままの状態では抜けません。
抜く時に、手前の歯にあたらないような状態にします。
ここで、うまく歯冠(歯の頭)がとれない時、レントゲン撮影することがあります。分割するために入れるバーの角度がずれていることがあるので、レントゲンで確認し、修正します。
⑥ 残った歯根を抜きます。 歯根が曲がっている場合などは、歯根も分割することもあります。
⑦ レントゲン撮影します。 バーなどで分割するため、小さな歯の破片や、破折した歯根などがないか確認します。
⑧ 歯肉を開いたところ、抜歯した穴を一度洗い流します。 削りカスが残ったまま、縫合すると、腫れたり、痛みの原因になります。
⑨ 歯肉を縫合します。 歯肉を開いた時は、歯肉を元の位置に戻し、縫合します。
そして、7~10日後に糸を抜きます。

約30~90分程度と難易度により、異なります。
約1時間30分~4時間後になります。
麻酔液には麻酔効果が長く持続するために、血管収縮薬が入っています。
麻酔が切れ始めると、その血管収縮薬の効果が無くなるため、細くなっていた血管が元に戻り、血液の流れがよくなり、傷口から、血が多くでることがあります。
この場合、ガーゼを30分しっかり噛んでいれば、通常、止血します。それでも、止血しない時は、医院に連絡してください。縫合の追加・止血剤の必要がある場合があります。
麻酔が切れる前に、痛み止めと抗生剤を服用しておくと、痛みをあまり感じることがなくて、すみます。ただし、5時間は服用間隔をあけてください。
薬を飲んでから30~60分後、この時間を過ぎても効果のない場合、痛み止めの追加が必要なこともあります。
・抜歯後当日は運動・飲酒・お風呂は控えて下さい。浴槽に入らなければ、シャワーは、構いません
・辛いものなど、刺激物は控えてください。
・皮下出血(青アザ)がでることがあります。
・うがいをしすぎたり、血を吸いだしたりしないでください。血のかさぶたがとれて、血が止まらなくなります。その場合、ガーゼを30分噛んでください。
・たばこも極力、控えてください。傷の治りが悪くなります。
・熱をもって腫れた場合、1~2日冷やしてください。あまり、冷やしすぎると、傷の回復が遅れます。
・一時的に、口が開けにくくなることがありますが、腫れが消退するとともに、戻ります。
・唾を飲み込むと、痛い場合がありますが、腫れがひいてなくなります。
・歯磨きは、痛くないところまで、してください。抜いた部分の直前までで、構いません。うまく、磨けない部分は、医院で、清掃、消毒してもらってください。 ・7日後位たつと、抜いたところにご飯の粒などが入りやすくなりますが、楊枝でとったりせずに、うがいをしてとってください。

