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寒さに歯が痛み出したら

歯の痛みと季節について考えたことがありますか?若い頃は歯が痛くなるのは大抵虫歯が原因であって、そこを治療すればあとは何年も歯医者さんにいった事はないと答える人はたくさんいます。そしてある時期から、虫歯以外の歯の痛みが原因で歯医者通いをするようになります。
 多くの場合、それは歯周病であったり、知覚過敏という症状であったりします。歯肉炎や歯槽膿漏に悩みだすのは40代から50代になってからが多いかもしれません。歯磨きはきちんとしているのに、ある日突然歯が痛いと思い受診すると虫歯ではなく、歯周病による歯茎の炎症だったという経験は中年以降の人には大なり小なりあると思います。中には今まで親知らずが生えているとは思わずにその歯がいつのまにか虫歯になっていて、神経にまで達するくらい穴が開いていたという例もあるそうです。
 虫歯は1年中痛みがあって初めて治療に取り掛かるものですが、ある年齢になると冬になると痛み出すという事もあります。歯に限らず冬は体のあちこちが夏よりも痛く感じられることがあります。それが風邪やインフルエンザといった病気なら薬を飲んで、休養することで治ります。節々の痛みも病気が治ることで軽減するでしょう。
 ところが、寒くなると歯が痛みだすという症状を訴える人も少なくないといいます。原因の一つに知覚過敏があります。これはエナメル質が削られていくことや、歯周病で歯茎が下がり、歯の根の部分が冷たい水にさらされることで痛みがあることですが、水と同様に冷たい風が口に入る事でも起こります。治療法はその人によって違うので歯医者さんに相談すれば解決します。
 また、人によっては肩こりや頭痛によって歯が痛いと感じることがあります。頭痛持ちは寒くなるとその頻度が高くなりますし、もともと肩こりのある人は寒くなると余計に肩がこってきます。寒さに体の筋肉が固まってしまい、神経を圧迫する事が原因だそうですが、歯の痛みと肩こりがどう関係してくるのかという問題になります。これは肩がこることで首の神経が緊張し圧迫することで歯の神経にも影響があるということだそうです。
 実際に歯医者に訪れる患者さんの中には、特段異常がないけれど「寒くなると痛みを感じる」と言う方は多くいらっしゃいます。てそれは、北風が冷たくなる時期が多いのもわかるような気がします。寒いとついつい体は前向きに倒れ、肩をすぼめて歩くというのは冬ならではの風景でもあるからです。

 

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