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ドライソケットの予防と症状について

 親知らずを抜歯したことがある人は多いですね。抜歯後に若干の腫れが出る場合がありますが数日で落ち着くので大して気にすることはありません。痛みについては麻酔が切れた当日に鎮痛剤と抗生剤を処方してくれますので指示通り服用していると特に辛いというほどでもないのですが、約2~4%の割合で抜歯後にドライソケットになることがあります。これは抜歯した骨の部分が何らかの要因で塞がれずにむき出し状態のままとなってしまい、物が入るとそこに触れるため激痛を感じます。骨は本来歯茎に覆われていなければいけないはずが抜歯した穴が何らかの原因で骨の上で血液が固まらなかったために歯茎が作られずに露出したままの状態になっているのです。抜歯後の痛みについては個人差がありますがこれの症状をチェックする方法として、抜歯後痛みが治まってくるはずが逆に2~3日してから痛みが出てくる、ズキズキとした激痛である、2週間以上痛みが長引いている、飲食時の刺激で特に痛むなどが当てはまるようならば可能性があるかもしれません。抜歯後や主に下の親知らずを抜いた後に起こりやすく下の場合は骨を削ることで傷口が大きくなって細菌に感染しやすい状態となります。

 これを予防するにはいくつか方法があり、まずはうがいを控えること。うがいによって固まりかけた血液(血餅けっぺい)を洗い流してしまうため、出来かけたかさぶたをはがしてしまうと骨の上に歯茎が出来にくい環境を作り出してしまいます。吸う動作、ストローで飲む、鼻をすする、咳をするなどの動作は血餅も一緒に吸い出してしまう可能性があります。喫煙は酸素がうまく運ばれずに傷口の回復を阻害してしまいますので抜歯後10日くらいは控えたほうがいいでしょう。また血が止まりにくくなるような動作も避けます。例えば飲酒や激しい運動、入浴など血液循環がよくなることは血餅を出来にくくしてしまいますので少なくとも抜歯した日は控えます。その他に傷口を傷つけてしまうような行為、例えば硬い食べ物を食べることや傷口を舌で触ってしまうなどが起こるからです。あまり神経質になる必要もありませんが、これらの予防策を頭に入れておくといいでしょう。万が一なってしまって痛む場合は、痛み止めと抗生物質の服用や抗生物質の軟膏を患部に塗りますが衛生面をきちんとしなければいけませんので歯医者さんの指示に従います。また未然に防ぐ意味で術前に口内を清潔にしておくことです。細菌感染も原因のひとつとなるため、術前に歯石除去やクリーニングをする、体調を整えて抵抗力が落ちないようにするなどを心掛けましょう。

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