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加齢による抜歯への影響について

歯に限らず高齢になってから体にメスを入れることに抵抗がある方は多いかもしれません。

勿論若くても同じです。なるべくならば手術はしないに越したことはありませんが、ある意味、手術を受けるだけの体力がない方は受けたくても受けられませんので手術をして良くなる可能性に掛けることがベストでしょう。では抜歯はどうでしょうか。年齢と共に衰えていく歯茎に、更に歯周病や歯槽膿漏などが災いして置いておきたくても抜かざるを得なくなってしまった歯。今まで特に悪影響がなかった親知らずが年齢を重ねてから抜かなければならない状況になった時、加齢による影響はあるでしょうか。

高齢者の歯科治療について

体の各部分のパーツは一箇所だけではなく繋がっていることから高齢者の歯科治療は他の持病やその方の体力、身体状況などを考慮する必要があるため、通常の歯科医院での対応が難しい場合は高齢者歯科を受診する方法もあります。いくらご自信では若いと思っていても、65歳以上は高齢者歯科対象年齢となります。

高齢者の口腔トラブル

加齢による口腔の変化に加え、高齢者ならではの口腔トラブルの診察が受けられます。親知らずに限らず歯を抜く時に影響を与える全身疾患は糖尿病、高血圧、虚血性心疾患や心不全、腎臓病、肝臓病、自己免疫疾患、認知症など多種多様です。症状に応じて感染リスクの高い方は歯を抜いた後に感染を生じやすくなることもありますので、服用しているお薬や持病などを隠さず担当医師に報告することでリスクを最小限に留めることが出来ます。高齢者の歯を抜くにあたり患者さんにとって適切かどうかの判断がされますので適切であるという場合はある意味体力等の環境や状態が整っているという意味ですので今よりも良くなるためにご本人を始め、ご家族の方も担当医師を信頼してお任せしましょう。

親知らずの治療について

医師は治療前に患者さんの全身の状態や持病の有無など、歯の治療の影響を考慮します。

治療を安全に行い、術中・術後の合併症を予防するためにも現在の病気に加えて過去の病歴や薬の服用薬を正確に歯科医師に伝える必要があります。また意外と知られていない骨粗しょう症の治療に用いられるビスフォスフォネート系薬剤を服用している方は、歯を抜いた後に腐骨を形成する可能性がありますのでその薬剤を服用しているのであれば必ず担当医師に告げましょう。

高齢者の親知らず治療の難易度 

歯などお口のトラブルだけではなく、全身において加齢とともに治療の難度が問われることもありますが、まずはご本人の体力があってこそです。日頃から出来る範囲でかまいませんので健康維持に努められるよう、周りの協力も大切です。

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