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親知らずが生える時期と年代別のリスクやケアについて

親知らずとはその名の通り、親が生え始めを知らない、つまり子供が成長・自立をしはじめる思春期後半から20代くらいまでで生えることが一般的とされています。しかしながら、必ずしもこの時期に生えてくるものでもなく、中には一生生えてこない人もいます。これは現代の食生活等の影響で日本人の顎が小さくなってきていることが関係しています。また現在、健康な日本人の成人の歯は上下合わせて28本あることが基本であると考えられており、この中に親知らずは含まれておりません。

■親知らずが生える時期

最初に述べたように、一般的には思春期の後半から20代くらいまでの年齢で生えてくるものですが、中には40代・50代という年齢になって生える人もいます。親知らずが生える時期は本当に人さまざまであるといえます。
今回は親知らずが生えてくる年代別のケアやリスクについてお伝えいたします。

■年代別のリスクやケアについて

・20代までに生えてくる場合

生えている方向やかみ合わせなどに問題がないのであれば、日々の歯磨き等でしっかりとケアをし、虫歯等にならないように気を付けましょう。

・30代で生えてくる場合

30代になると親知らずを抜歯することによる歯周病等の発生リスクが高まります。抜歯後に抜いた場所の骨が完全には回復せず、骨が下がってしまったり、詩集ポケットが残ってしまうことが原因です。また口臭等の原因にもつながりますので、生えている方法などに問題がないのであれば、無理に抜歯はせずに虫歯にならないようにケアしていく方がよいでしょう。

・50代以降に生えてくる場合

50歳を過ぎると糖尿病や心臓病、高血圧といった全身の疾患が出てきます。全身の状態や投薬の状況によっては親知らずがあってもすぐには抜歯などの治療を行うことができませんので、主治医と体の状態を確認しながら治療を進めていくことになります。特に骨粗しょう症の薬を飲んでいる場合は投薬を止めてから一定期間を空けないと治療できないなど、歯の治療のためのさまざまな制約が出てきます。親知らずの生え方や向きが原因で痛みなどがある場合、患者様にとってはすぐにでも原因を取り除きたいと考えるのは当然ですが、全身の状態をより良い状態に保つためには歯だけではなく体全体のことを考えなくてはなりませんので、主治医・歯科医と相談をしながら治療を進めていくことが必須です。

年齢を重ねればそれだけ抜歯による身体全体へのリスク等が高まりますので、無理に抜歯を進めるのではなく、歯科医と相談しながら対応を決めていくのがよいでしょう。

以上今回は親知らずが生える時期と年代別のリスクやケアについてお伝えいたしました。本当に人さまざまですので、親知らずについて疑問や不安がある場合には専門医へ相談してみましょう。

 

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