TOP > 親知らずの生え方とメカニズム

 

親知らずの生え方とメカニズム

みなさんは親知らずがいったいどのような生え方をするのか ご存知ですか?

第三大臼歯という名前でも呼ばれている歯です。
この歯は上下合わせて4本ありますが、すべての人が生えてくるというわけではありません。
1本だけ生えたり、逆に1本も生えなかったり、必ずしも4本すべて生えてくるわけではなく、生え方に個人差があります。

親知らずが生えてくる場合、生えてこない場合

10~20代の時期に生えてくることが多いといわれていますが、生えていることに気づかず、虫歯の傷みや歯茎の傷みが現れて初めて生えていることに気づく人もいるでしょう。
一番遅く生えてくるこの歯ですが、どうして生えてくる場合と生えてこない場合があるのか ご存知でしょうか。

それは歯が生えるための スペースに問題があります。現代の人は昔の人と比べて顎が小さいということを聞いたことがあるでしょうか。

昔の人に比べ固い物をよく噛んで食べる機会が少な く、 顎が大きく発達しにくくなっています。
顎が発達しないということは歯が生えるスペースが狭くなるということにつながります。

それ によって、親知らずが生えるスペースが狭くな っています。
そのため、親知らずが生えずに歯茎のなかにある場合や生えてもスペースが狭く正しい向きで生えてこない場合があるということです。

親知らずが一番遅く生えてくる理由

永久歯のなかでも一番遅く生えてくるといわれるこの歯ですが、なぜ一番遅く生えてくるのでしょうか。歯が生えるメカニズムから、この理由を知ることができます。

歯という組織は、歯胚という細胞が集まることで作られ始めます。
この細胞が作られて集まり、歯の組織が作られ始めるのは、産まれる前の妊娠期間に母親のお腹のなかにいる間から始まります。乳歯の歯胚から先に作られ、歯の組織が形成されていくわけですが、永久歯も何本かはお腹のなかにいる間に歯胚が完成します。

お腹のなかにいる間に作られなかった永久歯の何本かもだいたいが1歳になる前に歯胚が作られます。
しかし、親知らずの歯胚は産まれた後3~4歳の頃に作られているのです。

こうしたメカニズムで第3大臼歯の4本だけ後から作られているため、一番遅く生えて きます。親の目の届く年齢の頃に生えてこないため、親知らずという名前で呼ばれているという理由はみなさんも聞いたことがあるかもしれません。

前述したように、その歯が生えてくる頃には生えるスペースが狭いために歯が生えることができずに歯茎のなかに埋没している状態の人も多くみられています。生えることができていても、一部しか生えることができていない状態である埋伏歯とよばれる状態にある人もいます。

 

親知らずコラム 一覧